地方で観光客を呼び込み、リピーター化する集客方法とは|飲食店の集客アイデア

今日は地方で観光客を多く獲得する方法についてお話をします。

お勧めの方法は

「地域が一体となって集客をする」

ということです。

ホリエモンこと堀江貴文氏の著書
「グルメ多動力」に収録されていた
富山のお寿司屋さん「鮨人」の木村さんとの対談にこう書かれていました。

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木村:ただ、もっといろんな人に富山へ来てほしいんですよ、切実に。
いまは 東京のお客さんは、フレンチの「レヴォ」とうちで食べて1泊で帰っちゃう。
それがすごく残念なんです。

堀江:2泊してもらえると違いますよね。もう1軒、チャレンジもできる。

木村:ハワイや東京だったら、4~5日いても、遊ぶこと、食べること、全然 困らないでしょう。
富山だと、ちょっと困っちゃうかもしれない。
だから、うちに来たお客様にもいろんなお店や
アクティビティをご紹介できるように、
みんなで食べ歩きしたりしてるところなんです。
2泊だったら4軒行ける、3泊だったら6軒でしょう。
間違いなくおいしいものを食べてほしいから。

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「グルメ多動力」P159より引用

 

「富山にもう1泊したい」
「富山にもう一回行きたい」

と思ってもらうために
紹介できるお店を増やすべく
みんなで食べ歩きをしている

素晴らしい取り組みですね。

リクルート・ホットペッパー時代に感じていた限界

私がリクルートのホットペッパーに
所属していた時に感じたのは
1店舗で集客することの限界です。

どんなに1店舗が頑張って集客しても
そのエリアに人がいなければ
集客は単発で終わってしまいます。

広告はあくまできっかけでしかないので
広告で呼んだお客様を何度も来店してくれる
仕組みを作らねばなりません。

肉フェスや北海道物産展、
鹿児島のラーメン王決定戦など
グルメイベントには多くの人が集まってきます。

面白い企画とそれに共感するお店
集まれば集客はできるということです。

黒川温泉の旅館の考え方

もう一つ事例をお話します。

熊本の人気温泉地「黒川温泉」です。

多くの旅館が集まった九州でも屈指の人気温泉地です。

黒川温泉のドン後藤哲也の「再生」の法則


この本もおすすめです。

黒川温泉はそのエリア全体を1つの旅館だと考え、
旅館一つ一つは客室と捉えて集客しています。

そのような考え方だからこそ
入湯手形のようなものを生み出すことができたのです。

ともすれば、ライバルになりうる旅館同士が協力し、
宿泊客以外でも滞在期間中に色々な旅館の湯巡りが
できる仕組みをエリアで作っているわけです。

もし、この入湯手形がなければ
1回の旅行で宿泊した旅館の温泉しか味わえないですが、

入湯手形あることで宿泊している旅館以外の
3つの旅館を楽しむことができます。

こうすることで、
「あの旅館の温泉は良かったなぁ」
「今度はあの旅館に泊まってみたいな」

次の旅行先候補に
再び「黒川温泉」を選んでくれる
可能性が高まります。

私自身、黒川温泉には5回以上訪れていますが
その他の温泉エリアにリピートしたことはありません。

ですから、
エリアで塊となって集客をするというのは
すごく有効な手段です。

まとめサイトの需要・ニーズ

観光客を集客する上で
「まとめサイト」は需要があります。

今、手元のスマートフォンで
ご自身の「エリア+業態名・ジャンル名」
検索をしてみて下さい。

「博多 居酒屋」
「鹿児島 黒豚」

などですね。

そうすると、
「博多に来たら行くべきお店10選」など
まとめサイトが上位に表示されると思います。

これは”現在は”Googleが「まとめサイト」に
需要があると判断しているから上位に表示しているんですね。

しかし、中身を見ていただくと分かる通り
実はこういったまとめサイトの多くは

実際にこのエリアに住んでいる人が
取材したものではなく、

グルメサイトの編集部が駅名とジャンル名で
ヒットするお店を機械的にまとめているんですね

いずれ、この検索順位は変動が起きます。

Googleは「検索ユーザー」が本当に求めている情報
上位に持ってくるように技術革新を日々しています。

観光客は、
「地元人が美味しいと思っている”行きつけのお店”」
を求めているので、
いずれ地元人が紹介しているサイトが
逆転して上位になっていきます。

地域のまとめサイトは作ることができる

私は料理人がお勧めする飲食店に興味があります。

プロがお薦めするんだから
「きっと美味しいに違いない」という信頼があります。

笑っていいともの「テレフォンショッキング」的に

「福岡・博多の料理人がお薦めするお店10選」

という形でバトンリレー式におすすめのお店を
ご紹介するサイトはぜひ参考にしたいですよね。

近隣のお店のオーナーと協力して
自店舗のあるエリアで本当におすすめできる
飲食店を紹介し合うサイトは作ることができます。

消費者にしっかりと支持されるはずです。

私はこのようなサイトを作ろうかと構想しています。

もし、
「自店舗のエリアにもそういったサイトを作りたい」
「グルメサイト以外の集客方法に興味がある」

という方は下記フォームからご登録下さい。

サイトの構想を詳しく説明する資料をお送りします。

まとめサイト資料請求フォーム

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