立ち飲みバーから回転率と常連化を上げる方法を学ぶ|飲食店の集客アイデア

昨日から長崎出張に来ています。

せっかくなので地元の人気店を案内してもらいました。

「たたんばぁ」という立ち飲み居酒屋が特に面白かったのでシェアします。

お店が3坪、カウンターのみのお店ですが
月間で2,000人集客するそうです。

お店のシステムはすごくわかりやすくて面白かったです。

0次会から利用する人も多く
カウンターの横にはポップで

「さっと呑んでさっと帰る」

と書いてありました(笑)


お店にメニューブックはなく
棚にお酒がずらっと並んでいて
そのボトルに3とか4とか5とか
数字のシールで貼ってあります。

3のシールが貼ってあるボトルは300円
4のシールは400円と言う意味で、

注文する度に目の前の壺に
お金を支払うキャッシュオンデリバリーシステムでした。


100円の小鉢も用意してあるので
ちょうどいい量でちびちび飲むのに
いいおつまみになりました。

上手なのは小分けにする前の
できたての料理をカウンターの上に
どんと置いてから、小鉢に小分けにしていくんですね。

目の前に置かれたら
ついつい頼んでしまいますよねー。

100円という気軽さも素敵です。

また、近くのお店と提携して
馬刺しやお寿司を運んできてもらえる仕組みにもなっています。

また回転率と常連化率を高めているシステムがもう一つありました。

お店に入るとまず、カウンターの一番手前で飲み始めることになっています。

奥のお客様が帰ると、
どんどん少しずつ奥へずれていくという
システムになっているので、
自分が奥になればなるほど
長く飲んでいるというのが自覚できます。

ですから、
カウンターの1番奥まで辿り着いたら

「そろそろ帰ろうかな」

と目安になり、回転率が高いんだと推測します。

帰るときにはキャッシュオンデリバリーですから、
お会計をする必要もありません。

お店のオペレーションも
シンプルに洗練されたシステムだと思います。

奥に詰めていくシステムで、
かつ少し触れ合う位の混み具合なので
隣の人とコミュニケーションが生まれて
お客様同士でかなり仲良くなっている
様子が見て取れました。

ほんとにさっと飲んでさっと帰れるので
週に3〜4回来てる人も多く

「なんかまっすぐ家に帰るのは寂しいなぁ」

という時は立ち寄りたくなるお店でした。

ぜひ参考にしてくださいね

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