すぐ辞めるアルバイトスタッフ対策!人手不足を解消するモチベーションアップ方法|店舗経営者の集客アイデア

既存客の集客よりも新規客の集客の方がコストがかかるように
人件費も既存のスタッフさんに長く働いてもらったほうが抑えられますよね。

アルバイトスタッフに長く働いてもらうためのコツについて今日はお話します。

今日はこんなラインナップです。

・継続のコツは「長所伸展」
・行動科学マネジメントを学ぶ
・勤務ポイントカードの導入
・スターアウォード制度の導入

・継続のコツは「長所伸展」

ただ、最近経営者からは「最近の若い子は怒るとすぐやめてしまう」と嘆く声をよく聞きます。

私自身も前職のリクルート・ホットペッパーでは長くリーダーを務めていたので、新人スタッフの仕事に対する意識の変化は感じています。

働く価値観が多様化しているので、
むしろ我々の方が変化していかなければなりません。

アルバイトスタッフに長く働いてもらい、うまく育てるコツは「長所伸展」です。

悪いところを見つけるのではなく、
長所を見つけて褒めて伸ばす事です。

悪いところはモチベーションがあれば勝手に気づいて直してくれます。

まずは「ここで働きたい」「このお店に貢献したい」と思ってもらえることが大切です。

僕の大好きな漫画「スラムダンク」の豊玉高校の北野前監督が言ってましたね。

「高校のたった3年間でできることなんか限られとる。全部やろう思てもムリや。
そやから豊玉の練習は、オフェンス8にディフェンス2くらいのもんや。
そらあ批判もあるけどな。そんでええのや。…その方が、バスケットを好きになってくれる」

アルバイトスタッフもそうですよね。
限られた勤務時間の中、社員と同じレベル・目線を求めても無理です。
まずはあなたのお店で働くことを好きになってもらうことです。

好きになってくれれば、続けてくれますし、

「もっと上手になりたい」
「もっと活躍したい」

と思うのが普通です。

ですから、あなたのお店で働くことが

「好きだ」
「もっと活躍したい」

と思えるように、まずはその子の良いところを見つけて、
その長所があなたのお店の仕事につながるように
「最適化」してあげることが大切です。

・行動科学マネジメントを学ぶ

長所を伸ばし、マネジメントに活かすのに
私がお勧めしたいのは「行動科学マネジメント」を学ぶことです。

「行動科学マネジメント」とは?
行動科学マネジメントは、行動分析(behavior analysis)から生まれました。行動分析学とは、人間の行動を科学的に研究する学問です。今から約50年前、アメリカの心理学者・スキナー(B.F.Skinner, 1904-1990) が急進行動分析学という学問を興しました。この学問は徹底的行動主義(radical behaviorism)の一派と位置づけられており、抽象的な概念や計測できない要素を一切排除しようとする考え方です。今では行動主義派と総称され、「行動科学」と呼ばれています。ーISHIDA JUN WEBより引用(https://jun-ishida.com/behavior)

つまり、

「あいつは気が利かない」
「使えない」

と言った抽象的な概念を取っ払い、
「気が利く」とは具体的にどんな「行動」を指すのか明確にし、
どんな「行動」を繰り返せば「気が利く人」になれるのか考え、
徹底的に「行動」に着目してマネジメントする”技術”です。

下記書籍を一読することをオススメします。

組織が大きく変わる「最高の報酬」 トータル・リワードを活用した行動科学マネジメント

徹底的に「行動」に着目したマネジメント手法で
お金以外の「報酬」で組織のモチベーションを高めて
結果の向上を図れる方法論から具体例までしっかり解説された良書です。

・勤務ポイントカードの導入

ひとつアイディアをご紹介します。

お客様が来店したときにポイントカードを導入しているお店は多いですよね。

これをスタッフの勤務にも適用する方法です。

勤務するごとにスタンプを押してあげる
「勤務ポイントカード」の導入です。

紹介した書籍にも記載がありますが、
お金だけがモチベーションになるのではなく、
スタンプだけでも人は「継続できている」という充実感を得られるのです。

さらに、勤務ポイントカードを導入することで

自分は何回働いたが勤務回数が記録として自覚できるので
10回働いたから、「これぐらいはできるようになっておかないと」
というような自覚を芽生えさせることもできます。

カードが満タンになったら
更にランクアップカード設定すること

「自分は●●カードだから後輩も面倒見なきゃ」

などの効果も期待できます。

・スターアウォード制度の導入

こちらもおすすめのアイデアです。

コレは私がリクルート・ホットペッパー鹿児島に勤めていた時にあった制度です。

月に1回全体ミーティングの数日前に、
今月輝いていた人は誰ですか?その理由は?
というアンケート用紙が配られ、
輝いていた3人分を書いて提出すると
ミーティングのときに同じスタッフから認められた上位の人が表彰されるという制度です。

仮に表彰されなくても
自分のことが書いてあるアンケート用紙は配られるので、
誰かが自分の頑張りを見てくれていて
それを評価してくれていることに、すごく嬉しかったのを記憶しています。

人には他人から認められたいという「承認欲求」があります。

この組織で私は「貢献している」「認められている」と実感できることが「やりがい」になり、長く働いてもらえます。

ぜひやってみてくださいね!

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