メルカリチャンネルから新規開拓とファンづくりを発想する|飲食店の集客アイデア

メルカリチャンネルって知ってますか?

あの飛ぶ鳥を落とす勢いの
メルカリ社がリリースしている
ライブ動画配信の販売プラットフォームですね。

メルカリチャンネルには
視聴者は動画を見て物を購入できるんですが、

・配信を見ながらその場で変える
・配信者の顔や声が見えるで安心
・商品のことが詳しく聞ける

普通のメルカリやジャパネットたかたなどの
テレビ通販とも違う点は
コミュニケーションが取れるという点です。

ライブ配信なので販売者と画面上のチャットで
すぐにやりとりができます。

ですから,ちょっとした疑問点や写真では見えない
不安な部分をその場で解決できることで
販売促進につながっているようです。

通販だとメールで問い合わせをしたら
3営業日返信にかかったり、
電話だと担当者をたらい回しにされ
何度も同じ説明をしないといけなかったり
わずらわしくなり、

「今日は買うのやめた!」

となって、
そのうち忘れてしまったり、
買うタイミングを逸してしまう
ということも多々あります。

以前、テレビで特集をされていましたが、
福岡県久留米市の「大和農園」という
農家さんがこのメルカリチャンネルを
利用して野菜の販売を行っていました。

●大和農園
https://www.mercari.com/jp/u/345005291/

その時の配信の内容は
お昼にどんなところで野菜を作っているか、
どんな機械を使って野菜を作っているかなど

野菜のこだわりや安心安全を伝える内容でした。

その時昼には全く売れていなかったんですが、

夜に再度、動画を配信し育てた野菜を
料理している姿やレシピを配信していました。

すると飛ぶように売れて、
用意していた野菜がすぐに売り切れ、
何度も何度も在庫の追加をしても
全てその配信中に売り切れていました。

この農家さんは20代の若い男性たちのグループでした。

格好もいかにも、農家さんと言う感じではなく
NEW ERAのキャップをかぶり、
今風のファッションで野菜を育てていました。

この動画を見た人は、
こんな人が作っているんだなとか
かっこいいなって思った人もいるでしょう。

動画を使うことで価格以外の
「人」や「雰囲気」が伝えられるので、
他店と大きく差別化が図れます。

もう一つは私が思った点は、
「チャレンジすること」の大切さです。

この農家さんも特別インターネットに
詳しいわけではないと思いました。

動画を見ていて手探りで
やっているのが伝わりましたし、

事実、お昼の放送では
全く売れていなかったわけですから。

新しいことにチャレンジすることで
この農家さんはJA経由の販路以外にも
自身で1つ販路を開拓したわけです。

JA→青果市場→小売店→消費者経由の
販路はグルメサイトなどの
プラットフォームなど小さく見えるほど
強大なプラットフォームです。

当然、多くの仲介を通すので
農家さんの利益はわずかになってしまいます。

この大和農園さんは
メルカリチャンネルを通して
農家→消費者へ直接販路を
広げることに成功したわけです。

今は、フォロワーを増やす段階なので
利益はほとんど出てないと仰っていましたが

フォロワーが増えていけば
近隣の農家さんの野菜を
フォロワーの増えたアカウントで
代わりに販売してあげることもできます。

今あるJA経由の販路だけでいたら

もし、仮に基準を変えられて
利益が出ない状態になってしまったら
潰れてしまうかもしれません。

これはグルメサイトに依存している
飲食店も同様です。

しかし、
新たなチャンレンジして
ファンを獲得しておくことで
この農家さんはこれからも
強力なファンが支援してくれるでしょう。

新しいことにチャレンジする人

グルメサイトに疑問を感じながらも
何の手を打たずにいる人。

どちらの方が生き残れるかは
容易に想像できると思います。

もう集客は丸投げできるほど
甘い時代ではありません。

「集客できる新しいプラットフォームが現れないかなぁ」

”待ちの体制”を貫くのであれば
それ相応の”広告費”を用意しなければ
丸投げする事はできないでしょう。

Google社やFacebook社の
最近の仕様変更をつぶさに観察していると
コツコツとファンを集めている人を
優遇する傾向にあるのは明らかです。

YouTubeも最近、仕様変更がありました。

チャンネル登録者が1,000人より少ない
YouTuberには広告収入をあげない

という方針に変わりました。

チャンネル登録者1,000人は大変な数です。

1つの動画がたまたま
100万回再生されたからといって
チャンネル登録者は1,000人には絶対になりません。

チャンネル登録をするという行為は
この動画配信者の次の動画に期待をするから
チャンネル登録をしてくれるわけです。

ですから、
”継続的に”動画を配信している人で、
かつ”面白い”とか”役に立つ”動画を上げ続けないと
チャンネル登録者が増える事はありません

Googleの検索結果も同様です。

あなたのホームページに1度訪れた人には
次に同じキーワードで検索すると
あなたは以前もこのホームページに
このキーワードで訪れていましたが
今回もこれをお探しでしょうか?
上位に表示してくれる傾向があります。

また、Facebookもアプリを開くと
時系列で並んでいるのではなく
Facebookのシステムがあなたに
重要な投稿だろうと判断した人の
順番で表示されています。

あなたが過去にAさんのアカウントを

じっくり見たですとか

「いいね」をしたとか

「コメント」を書いたといった履歴が

Facebook社のデータベースに蓄積されていて
Aさんとあなたは仲が良いだろうから
Aさんの投稿は見逃さないように
なるべくアプリを開いたら上の方に
表示されるようにしておこうと
最適化しているんです。

ですから、
あなたの自社メディアに
ファンをしっかりと作っておき

あなたのお店の情報発信に
数多く触れる機会をぜひ作っておいて下さい。

関連記事

  1. 立ち飲みバーから回転率と常連化を上げる方法を学ぶ|飲食店の集客アイデア…

  2. 地方で観光客を呼び込み、リピーター化する集客方法とは|飲食店の集客アイ…

  3. LINE@の友だちを増やすための心得|日刊「飲食店の集客アイデア」

  4. 【事例】再来店の効果を高めるクーポンの仕組みを紹介します|飲食店の集客…

  5. 来年の売上アップのために年末の繁忙期にやるべき施策|日刊「飲食店の集客…

  6. リラクゼーションサロンが広告依存から卒業する会員制度を作る方法

  7. 再来店率(リピート率)をアップする効果的なクーポン活用方法|飲食店の集…

  8. お土産でリピーターを増やす方法|日刊「飲食店の集客アイデア」